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聖衣剥奪

The Disrobing Of Christ 1577年 285.0cm x 173.0cm
本作の主題はマルコによる福音書の16行から19行に渡って記されている。「聖衣剥奪」の主題は当時極めて珍しいものであった。後述の問題視されたポイントは二つある。一つ目は画面左下に描かれた聖母マリア、マグダラのマリア、小ヤコブの母の存在である。彼女たちに関する聖書の記述はなく、それ故にグレコのこの解釈は異端的と考えられることとなった。