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アイルワースのモナ・リザ

Isleworth Mona Lisa
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたもう一枚のモナ・リザとされる絵画。16世紀の作品であるルーブルのモナ・リザよりもモデルが若いことが特徴で構図もほぼ同じであり、真贋が議論されている。1913年にアートコレクターのヒュー・ブレイカーがサマセットの貴族の家からこの絵を発見し、ロンドンのアイルワースにあるアトリエに運び込んだ。この絵は第一次世界大戦中に安全な保管場所を求めてアメリカへ渡り、戦後になってからイタリアで調査が行われた。1960年代にアメリカ人のヘンリー・ピューリツァーが購入し、絵をスイスの金庫に保管するとともに、『モナ・リザはどこにいる?』というタイトルの本を自分の会社であるピューリッツァー・プレスから出版し、この絵こそレオナルドが描いたリザ・デル・ジョコンドの肖像画だという説を唱えた。