ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉

東京都庭園美術館 | 2016年01月16日 ~ 2016年04月10日
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ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉

ヨーロッパの19世紀末を彩る装飾様式「アール・ヌーヴォー」。その立役者の一人であるエミール・ガレ(1846-1904)は、花や昆虫など自然をモチーフとした作風で知られ、陶芸・ガラス・木工家具の3分野で活躍し、1889年と1900年のパリ万国博覧会でグランプリの栄誉に輝いたアーティストでした。彼は、自然の描写を通して抽象的な概念を表現することで、ガラスや木工家具を単なる装飾ではなく、哲学的な世界観を表す芸術作品へと昇華させたのです。その背景にあったのは、植物学への情熱でした。彼は2,500~3,000種の植物を育てていた広大な庭や豊かな自然の中で、つぶさに植物を観察して論文を書き、種の進化やライフサイクルに強い関心を寄せていました。本展では、「もっとよく植物を観察せよ!」というガレの気迫を伝えるデザイン画(オルセー美術館所蔵)とともに、植物に魅せられた一人の男がその生命や象徴性を追究した
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