勝川春章 -北斎誕生の系譜

太田記念美術館 | 2016年02月02日 ~ 2016年03月27日
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勝川春章 -北斎誕生の系譜

勝川春章(1726?~1792)は人気の歌舞伎役者や力士たちを、似顔絵を用いた写実的な作風で描き、一世を風靡した浮世絵師です。晩年には、緻密な肉筆美人画を手がけたことでも知られています。春章の門下には春好、春英、春潮ら人気絵師が出て活躍し、勝川派は浮世絵界で大きな勢力を誇りました。あの葛飾北斎も、若いころ春章の門を叩き、勝川春朗という名前で青年時代を過ごしています。そして春章が発展させた役者似顔絵の手法は、東洲斎写楽や歌川豊国ら、のちの浮世絵師たちにも多大な影響を与えました。つまり春章の存在無くして、北斎や写楽が世にでることはなかったとも言えるのです。 2016年は勝川春章の生誕290年にあたります*。本展は、勝川春章の版画を中心とした名品を展観するとともに、同時代を生きた絵師たちや勝川派の門下、北斎や写楽といった春章が影響を与えた絵師たちの作品を幅広く紹介し、春章の画業と生涯に迫ります。
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