ミュシャ展

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今回は何と言っても「スラヴ叙事詩」全20作品の一挙同時展示。本国以外では世界初の試みで、これを逃せば全作品を見るにはプラハ国立美術館に訪れるしかない?圧倒的な大きさとそのパワーは、実際に美術館での鑑賞がお勧め。34歳の時に、女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」のポスターを手掛けて、一躍人気画家となったミシャ。パリではポスター制作の他にも、香水やたばこ、シャンパンのパッケージデザイン、アクセサリーデザイン、パリ万博の博物館装飾等、様々なデザインを手がけ、一躍大人気作家に上り詰めます。ただ、いつもミュシャの心の中にあったのは、商業画家では終わりたくないという思い。そのような背景から彼は晩年にスラヴ民族のルーツをたどる一大叙事詩を絵画として制作することにとりかかります。今回はそのスラヴ叙事詩全20作がチェコ以外の海外では初めてそろう、大注目の展覧会です。