パラッツォ・バルベリーニ

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パラッツォ・バルベリーニ

イタリア共和国ローマに現存するバロック建築のパラッツォである。現在は国立古典絵画館として利用されている。日本語ではバルベリーニ宮あるいはバルベリーニ宮殿などとも表記される。1633年までにおおむね完成したこの建築は、ウルバヌス8世(フィレンツェのバルベリーニ家出身)の命で建設された。当初建設の任にあったカルロ・マデルノが1629年に死去すると、その後はジャン・ロレンツォ・ベルニーニと、マデルノの親類であったフランチェスコ・ボッロミーニが引き継いだ。当初マデルノはパラッツォ・ファルネーゼのように中庭のあるタイプの平面構成をとっていたが、引き継いだベルニーニはH型平面に仕様変更し現存する形の構成とした。このベルニーニの仕様変更に対するボッロミーニの関わりは明らかになっていない。『地球の歩き方』によれば当初のマデルノ案の時点でH型平面であったとされており、