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夜警

De Nachtwacht 1642年 363.0cm x 437.0cm
『夜警』はオランダ黄金時代の絶頂期であった1642年に完成した。この絵は題名となった市民隊(火縄銃手組合による市民自警団)が出動する瞬間を描いている。黒い服に隊長の印である赤い飾り帯を斜めにかけたフランス・バニング・コック隊長と、その右横の黄色の服を着たウィレム・ファン・ラウテンブルフ副隊長は隊を率いて動き出そうとし、その周辺では銃に火薬を詰める隊員や銃を構える隊員が銃の技量を示し、鼓手がドラムを構え、後ろでは旗手のヤン・フィッシェル・コーネリッセンが隊旗を掲げている。一斉に人々が動き始めたため、その下では犬が吠えたて、左には少年が走り回っている。各隊員はそれぞれ異なった方向に体を向け、多様な表情を見せており、隊員の動きが交錯して画面に興奮を生み出している。

みんなの「夜警」鑑賞日記

Elie

2019.08.19 - 22:52 2017.09.20