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原故郷のスラヴ民族

The Slav Epic cycle No.1: The Slavs in Their Original Homeland 1912年 610.0cm x 810.0cm
全20作からなるスラヴ叙事詩の最初の場面であり、紀元前3世紀~6世紀頃の農耕民族時代が描かれている。下部のスラヴ民族の男女は、中央のアラブ風衣装を纏った騎兵隊に怯え、初期スラヴ民族が他民族との争い等で大陸を移動していた苦節の時代を表現している。右側で両手を広げた人物はスラヴ神話の治療神であるスヴァントヴィト。戦の神ともされるスラヴ民族の守護神。守護神の左右の男女は平和と戦争の象徴。背景の夜空に輝く星は、スラヴ民族の始まりを意味しており、 夜空の青色はスラヴの原点を象徴する色でもある。