ウッチェロ

1397 - 1475.12.10
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ウッチェロ

初期ルネサンスの画家。国際ゴシック様式の潮流と遠近法に代表されるルネサンスの科学的アプローチを融合させた絵画を創出した。しかし、あまりにも遠近法に固執したため、ルネサンス後期の画家のみならず、19世紀のロマン主義においてもしばしば批判の対象となった。1397年頃に、床屋兼外科医の子としてプラトヴェッキオに生まれる。1412年頃にロレンツォ・ギベルティの工房に弟子入りし、1415年にはフィレンツェ医師薬剤商組合に登録されている。また1425年から1427年頃まで、ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂のモザイク装飾に携わった記録が残されている。ヴェネツィアのフィレンツェ大使の推薦を受け、1431年にフィレンツェに帰国した彼は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の仕事を受けることになった。