第66回正倉院展

奈良国立博物館 | 2014年10月24日 ~ 2014年11月12日
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第66回正倉院展

本年の正倉院展には、北倉6件、中倉28件、南倉22件、聖語蔵(しょうごぞう)3件の、合わせて59件の宝物が出陳されます。そのうち初出陳の宝物は6件です。例年通り正倉院宝物の概要と来歴がわかるような内容・構成となっておりますが、天皇皇后両陛下の傘寿を慶祝するような、華やかな宝物が揃っているのが特色といえます。 聖武天皇・光明皇后ゆかりの北倉からは、天皇の身近にあった家具・調度類がまとまって出陳されます。「天平美人」として高名な鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)は奈良朝の華麗な宮廷生活を偲(しの)ばせるに十分です。また聖武天皇がお使いになったひじつきである紫檀木画挾軾(したんもくがのきょうしょく)や寝台である御床(ごしょう)、あるいは大仏開眼会(かいげんえ)で履かれたと思われる衲御礼履(のうのごらいり)のような宝物からは、聖武天皇の存在が確かに伝わって参ります。
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