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母が敬愛するバロックの巨匠ペーテル・パウル・ルーベンス。 彼を追いかけて、ヨーロッパの街を訪れた際の旅行記をはじめ、ルーベンスに関することを記していきます。

鈴木其一 江戸琳派の旗手

サントリー美術館 | 2016年09月10日 ~ 2016年10月30日

鈴木其一 江戸琳派の旗手

鈴木其一(すずききいつ・1796~1858)は江戸時代後期に、江戸琳派の優美な画風を基盤にしながら、斬新で独創的な作品を描いた画家として近年大きな注目を集めています。その其一の画業の全容を捉え、豊穣な魅力を伝える初の大回顧展を開催します。江戸時代初期の京都で俵屋宗達が創始した琳派は、尾形光琳により、さまざまな流派が活躍した江戸時代絵画の中で最も華麗な装飾様式として確立されました。光琳が活躍した時期の約100年後に、江戸の地で琳派の再興を図ったのが酒井抱一です。抱一は京都の琳派様式からさらに写実的で洗練された画風を描くようになり、その新様式はのちに、京都に対して「江戸琳派」と呼ばれています。
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