風だより:95

5 Watched Works
4 Went Exhibition
13 Went Museum
0 Annotations

ティツィアーノとヴェネツィア派展

東京都美術館 | 2017年01月21日 ~ 2017年04月02日

ティツィアーノとヴェネツィア派展

アドリア海に面する水の都ヴェネツィアは、15世紀から16世紀にかけて、海洋交易によって飛躍的に繁栄するとともに、フィレンツェ、ローマと並ぶルネサンス美術の中心地として輝かしい発展を遂げました。絵画の分野を中心に美術の進展をみたヴェネツィアでは、ベッリーニ工房、ヴィヴァリーニ工房から、多くの優れた画家たちが輩出されました。なかでもティツィアーノ(1488/90-1576)は、自由な筆づかいと豊かな色彩を特徴とする独自の様式を確立し、その絵画はヴェネツィアのみならず、ヨーロッパに広く影響を与えました。80年以上に及ぶ長い生涯のなかで、ヴェネツィアの主要な聖堂や貴族たちからの絶え間ない注文に応えただけでなく、ヨーロッパ諸国の君主や教皇のための絵画も制作しました。その斬新な油彩画法は、近代絵画の先駆とも評されます。
該当する作品はありません。